◆CG メイキング(poo お絵かき掲示板)◆
別窓表示はこちら
メイキングというより作業風景に近いものですが、
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
作業のほとんどは鉛筆と消しゴムのみです
水彩やエアブラシなどは使っていません
■構想 ■下書き ■下塗り ■塗り・描き込み ■仕上げ |
⇒【1】 ⇒【2】〜【3】 ⇒【4】 ⇒【5】〜【10】 ⇒【11】 |
■構想 |
【1】
まずは、そこら辺の紙にどんな絵にしようか描き出します。
ぼんやりと頭の中の 妄想 考えていたものを
(色、小物、ポーズ、配置…などなど)、絵や字で書いています。
ただのメモ程度なのですが、これがあると具体的に絵をイメージできるので
途中放棄する可能性がちょっと少なくなります。
絵板で作業を始めた後でも、出てきたアイデアはメモリます。
■下書き |
【2】
絵板の作業に入ります。
まずは大ざっぱにモチーフを配置して、
細かいところは気にせず全体像を描いてしまいます。
背景は特に何を描こうか決めていなかったので後回しにしました。
【3】
人物が変すぎたので修正
気になった所、無駄な線は気づいた時にどんどん修正します。
さすがにステテコぱんつは気の毒なので、やめました。
■下塗り |
【4】
下書きしたレイヤーの上に新しいレイヤーを用意し
乗算にして、全体を見ながら大ざっぱに色を置きます。
同時に、ここら辺では顔を修正することが多いです。
顔の良しあしでその後のやる気度が全然違ってきます、えへ。
■塗り・描き込み |
【5】
新しいレイヤーを用意して、
ペンサイズ20くらい、A値20〜40くらいで、うっすらと色を置きます。
ざっと色を塗って、ついでに主線をつぶす為です。
塗りのポイントは、ペンの設定をアンチエイリアス「オン」に設定すること。
「オン」にすることで、水っぽいなめらかな線がひけます。
余談ですが----------------------------------------
この絵の元絵(「お犬さま」)を描いた時はこの機能を知らずに
「オフ」のままで描いたので、塗りが今とはちょっと違いました。
【6】
細部をねちっこく描き込んでいきます。
ペンサイズを1〜3くらい、A値130前後にした極細のペンで
線を描き起こしたり、【5】の方法でぼかしたり、を繰り返します。
この作業が一番面倒で つ ら い …!このまま飽きることも多々です…
【7】
背景を描き込みました。
背景は室内なので暗めに塗って、奥行きがでるようにしてみました。
【8】
背景を暗めに塗ってみたら、人物と犬が地味すぎたので少し鮮やかにしたいと思います。
レイヤーを新しく作り、薄い肌色をオーバーレイで重ねました。
A値を15〜30くらいにして、肌や服、犬の毛並みに塗っています。
【9】
オーバーレイで重ねた後のもの。
ほんの少しですが鮮やかになったと…思います
犬の毛、人物の首あたりを見ると分るかもです。
この方法は、要所要所に使うと画面にメリハリが出るような気がするので
目立たせたい所には使っています。
【10】
犬の首輪、手ぬぐいの柄、手前のふすまを描きました。
全体が地味なので、小物類は彩度高めで塗っています。
手前の床を描き起こして、影も追加しました。
影を描くと、なんとなく立体感が出るよね、と信じて描きます。
■仕上げ |
【11】
完成に近づいてきました、が、
ちょっと物足りなさを感じたので、お香と、ふすまの柄を加えました。
なんかふすまの柄はいらなかったなと思ってきたんですが…
描いちゃったのでしょうがないです(涙)。バックしても戻れませんでした。
夏の日光っぽさと統一感を出す為に、
オーバーレイで蛍光黄緑を全体にうっすらかけています。
A値5〜10くらいの気持ち程度ですが、ちょっと明るくなりました。
■ 完成 ■
全体を見て、気になるところを直したら完成です!
■あとがき |
要領が悪くて、拙いメイキングではありましたが
ここまでお付き合い下さり、本当にありがとうございました!感謝*
少しでもお役に立てるようでしたら幸いです。
自分でも分っていなかった部分がたくさん見つかり、描き方を見つめなおす
良い機会になりました。これを機に、これからも精進して行ければ…!と思います。
2007.08 / ななを / Bob* Bobbin
本当どうでもいい話なんですが、
【1】で関節人形が持っている鉛筆は楊枝で作りました。
くだらないことには断然燃え上がります!